〒811-3214 福岡県福津市花見が丘3丁目3番7号
受付時間
一代で会社を築きあげ、無我夢中に会社を大きくしてきた。
70歳を超えたころより子どもにどうやって引き継いでいくか?ばかり考えるようになってきました。
今は、元気だが、オーナー社長である自分が認知症になったら、「役員の選解任ができない」「決算他株主総会での承認事項ができない」などその影響は大きく、会社の存続自体が危ぶまれることとなることを知ったため、早々に対策を検討していた。
甲株式会社には創業当時から経営を⼿伝っている取締役Aがいます。
また、Xには⻑男Yと⻑⼥Zと次男Wがいて、Yは甲株式会社の従業員でZは専業主婦、Wは別会社で勤務しています。そしてXはYを後継者にしたいと考えています。なお、Xの妻は既に他界しています。
現在の会社資産は多くはないが、新製品の開発が予定されており、今後ますますの売上・収益の大幅向上が予想されている。
【社長の悩み】
・後継者であるYが会社を任せるにはまだ早い気が・・・。
・後継者であるYが社長業に足る能力があるのか・・・。
・後継者である長男Yに自覚を持たせたい
・生前贈与も考えたが、株式が完全に長男Yのものとなり、社長である私を会社から追い出すのではないか・・・。
・会社の資産が多くない今、贈与をすれば贈与税を抑えられるのだが・・・。
・私の資産の多くは会社の株式であり、私が亡くなったあと、長女・次男が遺留分を主張したら株式が分散し、経営に悪影響を与えるのではないだろうか・・・。
ご提案した家族信託の概要
社長が懸念していた悩みが全て解決できる内容でご提案をさせて頂きました。
社長が元気なうちは、社長が、認知症になったときは取締役Aが議決権を行使することで、会社経営が安定します。
受益者を長男Yにすることで承継による生前贈与を抑えることができます。
事前に株式を長男Yにすることで、社長としての自覚が期待できます。
遺留分の問題は別途、保険等を活用することで回避を図ります。
社長の懸念であった承継の時期・方法・伴う税金を家族信託で解決が図ることができました。
こういった問題は、今すぐ解決する必要性はないですが、先延ばしにすることで選択肢が狭くなってしまいます。また、不安が常にある状態というのも心身や環境に影響を与えます。お悩みになられたらすぐにご相談に行かれることをお勧めいたします。
当事務所は、終活を専門としております。
遺言はじめ、他の制度を利用し皆様の思う通りの財産の活用・承継をリスクも含めてご説明いたします。
他の士業とも提携して、”思い通り”のカタチをご提案いたします。
まずは、終活を設計するところからご検討くださいませ。